石川県産業創出支援機構が現在、「ネットショップコンテスト北陸2011」への応募を受け付けている。
昨年と今年に続く3回目で、今回初めて対象地域を石川県内から北陸3県に拡大した。富山新世紀産業機構とふくい産業支援センターが共催。
審査は3次まであり、デザイン力や集客・販売のための工夫、回遊性などを評価する。審査員は地元の有識者や、全国規模のコンテストを開催している日本電子商取引事業振興財団(東京都千代田区)、イーコマース事業協会(大阪市東淀川区)の代表者らが務める。
グランプリには賞状と副賞の賞金10万円を贈る。準グランプリの賞金は5万円。新設の地域貢献賞では、サイト内で地域の観光情報などを発信している企業を表彰する。グランプリ、準グランプリ、3位から10位を称えるファイナリスト賞、地域貢献賞の受賞企業には同機構のバナーを提供する。コンテストの結果は来年3月2日の表彰式で発表される。
第1回のグランプリ受賞サイトは、くちこやこのわた、いしりなど奥能登の味覚を扱う「幸寿しWebshop」(能登前・幸寿し=穴水町=)。前回はオーダーメードの表札を手掛ける「表札1.com」(グラスヒュッテ・オダ=野々市町=)が選ばれた。
応募は無料で、同機構のバーチャルモール「お店ばたけ」のホームページで受け付ける。締め切りは来年1月7日。
経済産業省が今年6月に発表した「平成21年 消費者向け電子商取引実態調査」によると、昨年10月1日現在、北陸ではネットショップ運営事業者792社、石川県内には292社が存在するという。