金沢の金箔(きんぱく)メーカー「箔一」(金沢市森戸、TEL 076-240-0891)は7月20日、金塊を模したUSBメモリー「GOLD INGOT(ゴールド・インゴット)USB MEMORY」を発売した。
同商品は、PC周辺機器メーカー「アイ・オー・データ機器」(桜田町)とのコラボレーション第2弾で、本格的な工芸品としてのUSBメモリーとは一線を画した「ユーモア性のある金箔商品」を念頭に開発が進められた。
金塊を忠実に再現するため、本体全体に本金箔を施し、なめらかなフォルムを表現。さらに、国産の天然木「ホオ」に手押しの刻印を施すなど、シンプルながらも職人の技が生かされた仕上がりが特徴。メモリー容量は4GBで、重さは約15グラム。
同社が昨年発売した第1弾「箔絵USBメモリー」は実用性の高い本格的な伝統工芸品として、ノベルティーや海外土産などの需要を中心に都内高級ホテル、土産物店、空港などの交通機関で採用された実績を持つ。工芸ファンだけでなく多くの人の注目を集め、異例の本数を売り上げたことから続編が決まった。
同社は「楽しさをプラスした、ユニークでインパクトのある新たな伝統工芸品」として、金箔の表現力がダイレクトに生かされた同商品で、さらなる市場開拓を目指す。
価格は8,925円。本店の箔巧館と南青山店(東京都港区)、直営店で販売する。