石川のトップ選手が小学生を指導-地域スポーツクラブ「ジョイナス」で

ボウルを使ってアンダーパスを学ぶ参加者

ボウルを使ってアンダーパスを学ぶ参加者

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 バレーボールやサッカーなど9競技の石川のトップ選手が小学生を指導するスポーツ教室「ジョイナスドリームクルーズ」が7月7日、いしかわ総合スポーツセンター(金沢市稚日野町)で始まった。

アタック練習をする参加者

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 同市の総合型地域スポーツクラブ「ジョイナス」が、各競技未経験の子どもに楽しさを教え、中学での部活動選択にも役立ててもらおうと企画した。小学生を対象にバレーボール、バスケットボール、ハンドボール、野球、空手道、陸上、サッカー、トランポリン、剣道の教室を順次開講する。

 指導に当たるのは県内の実業団や大学のチーム。バレーボールはV・チャレンジリーグ所属の「PFUブルーキャッツ」、ハンドボールは国体で4回、優勝経験がある「北國銀行ハニービー」、陸上は400メートルハードルと400メートルリレーでロサンゼルス五輪に出場した大森重宜さんが部長を務める金沢星稜大学、サッカーは元日本代表の越田剛史監督率いる北陸大学、トランポリンはシドニー五輪で6位に入賞した古章子さんが監督の金沢学院大学などが担当する。

 初日はバレーボール教室の初回で、「PFUブルーキャッツ」の岸本太道監督や清水亜寿里主将ら選手13人が児童10人にオーバーパスやアンダーパス、アタックを教えた。バレーボール初体験の子どもたちが親しみやすいよう、指導は遊び心を取り入れる。オーバーパスとアンダーパスは、料理用のボウルを使ってボールをキャッチする方法で、手の位置や足の曲げ方を練習し、会場のアリーナには終始笑い声が飛び交った。教室は全3回で、次回と最終回はゲームを予定している。

 参加した金沢市緑小5年、塚野成君は「上手な人に教えてもらい、うまくなるコツが分かった」と笑顔を見せ、同市大徳小5年、浅田奏汰君は「レシーブ競争で1番になり、バレーボールが好きになった。アタックがうまく打てるよう頑張りたい」と次回に向け意欲をみせた。

 清水主将は「子どもたちは素直に大きな声を出したり、手を挙げたりしてくれたので、わたしたちも楽しかった。スポーツ少年団ではバレーボールをする男子が少ないと聞くが、男女関係なくやり続けてほしい」と話した。

 ジョイナスでは引き続き参加を受け付けている。問い合わせは同クラブ(TEL 076-287-6677)まで。

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