いしかわ子ども邦楽アンサンブル-石川県音楽文化振興事業団が結成

石川県立音楽堂で記者会見するコーディネーターの望月太左衛さんら

石川県立音楽堂で記者会見するコーディネーターの望月太左衛さんら

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 石川県音楽文化振興事業団(金沢市昭和町、TEL 076-232-3403)は6月23日、9月に「いしかわ子ども邦楽アンサンブル」(仮称)を結成すると発表し、団員の募集を開始した。

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 子どもたちに邦楽に親しんでもらい、伝統芸能を継承するのが結成の目的。対象は小学2年~高校3年で、30人程度を募集する。全くの初心者も、既に個人的にけいこをしている子どもも全員、「邦楽のオールラウンダー」を目指し、小鼓(つづみ)、大鼓、太鼓、笛、筝(そう)、三味線など邦楽器全般に触れてもらう。楽器は主催者側で用意する。同事業団によると、子どもたちが継続的に参加できる邦楽の企画は全国でも珍しいという。

 結団式は9月19日で、以後、月2回程度けいこを積み、11月28日に石川県立音楽堂(昭和町)で開催される「フレッシュ!フレッシュ!若人の伝統芸能祭」や、来年3月31日の「オーケストラの日」の公演に出演を予定する。コーディネーターは東京都在住の邦楽囃子(はやし)家で、国立劇場養成課鳴物講師でもある望月太左衛(たさえ)さん、指導講師は望月さんの一門「一如乃会(いちじょのかい)」が務める。

 会見では、望月さんが「まず、楽器を使わずに、音や強さ、リズムを口で表現する『口唱歌(くちしょうが)』で奏法を学んでもらう。練習を通じて、将来のリーダーづくりのお手伝いをしたい」と話した。

 同事業団の邦楽担当部長、児玉信さんも「『目指せ、アンサンブル金沢』との思いを込めて命名した。子どもに伝統芸能を継承している他都道府県の団体とコラボレーションができる演奏家集団を目指す。全国からオファーが来るようになればうれしい」と期待を込めた。

 年会費は5,000円(9月~来年3月分)。申し込みは同音楽堂で受け付けるほか、県内の小中高校にも申込用紙を送付する。締め切りは8月31日。

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