金沢のギャラリー「pARa:siTe(パラサイト)」(金沢市松寺町、TEL 076-238-0788)で4月24日から、デザインブランド「100%」による展覧会「100 CITIES」が始まる。
「100%」の人気アイテム「SAKURASAKUGLASS」
同展は、プロダクトの分野を超え国内外で高い評価を得る同ブランドを運営する兄の坪井信邦さんと弟のデザイナー坪井浩尚さんが、時間と世界をテーマにした巡回展。東京を皮切りに福岡でも開催され、金沢が最終編となる。会場には、歴史的な出来事のあった世界100都市の現在時間を、100個の時計を使ってインスタレーション風に展示。そのほか、8種類のシリーズも並ぶ。
同ブランドは、人気アイテム「SAKURASAKUGLASS(サクラサクグラス)」をはじめ、話題のデザインプロダクトを精力的にリリース、企業とコラボした商品開発も行う。今春より、新ブランドの「ALPHAS」も立ち上げた。
24日に行われるトークセッションでは、参加予定の浩尚さんがアイスランドの火山噴火の影響で滞在先のイタリアから帰国できず、急きょ内容を変更。ゲストに兄の信邦さんを招き「デザインを『考える』『つくる』ということ」をテーマに、有料だったイベントを無料で行う。
同ギャラリー担当の長島光穂さんは「アートとデザインの境目はあいまいだが、デザインの展示はそれほど行われていない。普段はアートを展示するギャラリーが、デザインを提案するとどうなるのか。作り手が新しい表現を模索するように、ギャラリーも新しい展示を模索するのは当たり前のこと。多くの方に楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
開場時間は10時~17時。5月6日まで。トークセッションは17時~18時30分。