金沢酒造組合（金沢市元町2、TEL 076-251-2115）は3月20日、近江町いちば館広場で地酒と音楽を楽しむイベント「金沢の地酒と音楽を愉しむ会・ビートルズ編」を開催する。

　同イベントは、同組合に加盟する酒蔵5社（やちや酒造、久世酒造店、武内酒造店、福光屋、中村酒造）が2008年に共同で立ち上げた純米吟醸酒のブランド「ごぞう」の浸透を狙い行う新酒の飲み比べ会。「ごぞう」は金沢産の醸造好適米「五百万石」と地元で開発された「金沢酵母」を共通の原材料として用い、各酒蔵によって製造されている。

　参加者は各酒蔵の「ごぞう」をそれぞれ1杯ずつ飲むことができ、近江町市場のイタリア料理店「カフェアルコ　メルカート」の料理も振る舞われる。金沢酒造組合事務局の佐竹邦治さんは「同じ材料でも各蔵の杜氏（とうじ）の技や使われる水によって味は変わる。そのあたりをぜひ堪能してほしい」と話す。

　当日は、アトラクションとして地元金沢で活動するビートルズのコピーバンド「ビートレイズ」のステージも予定。ステージは15時から、そのほかのアトラクション、休息を挟みながら1時間ごとに4回行う。

佐竹さんは「若い世代から年配の方まで幅広く楽しんでいただける雰囲気を作りたかったので、ビートルズのナンバーを聴きながらの飲み比べ会とした」という。

　参加費は1,000円。試飲チケットは金沢市内の一部のファミリーマート、各酒販店などで販売する。当日券も販売予定。問い合わせは同組合まで。