金沢美術工芸大、片町にギャラリー開設-まちなか活性化にも一役

ラブロ片町にオープンした金沢美術工芸大学のアートギャラリー

ラブロ片町にオープンした金沢美術工芸大学のアートギャラリー

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 金沢美術工芸大学は2月6日、金沢市の繁華街・片町にあるファッションビル・ラブロ片町3階にアートギャラリーをオープンした。オープニング記念展覧会として、同大学大学院の専任教授の菅木志雄(すがきしお)さんによる「菅木志雄-在るということ」展を開催している。

「菅木志雄-在るということ」展の様子

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 菅さんは1970年代の「もの派」の潮流の中で創作活動を始めて以来、現代美術の第一線で制作を続けてきた日本を代表する作家。会場には新作を含めた約20点の作品を展示し、菅さんが長年にわたって追い求めてきた存在の本質「在るということ」を垣間見ることができる。

 ギャラリー開設は、大学の研究教育の資産を活用した質の高い展覧会などの開催を通して、美術や工芸、デザインの世界を広く市民に向け発信していくのが狙い。ファッションビルの空きフロアを活用することで、まちなかの活性化にも一役買う。同じビル内には、石川県が運営するギャラリー「アートシアターいしかわ」と、金沢市の「金沢まちなか観光交流サロン」も入居しており、同大関係者は「21世紀美術館を訪れた人がラブロにも足を運ぶなど、市内の回遊性のアップに貢献できれば」と期待する。

 開催時間は10時~18時。入場無料。休館日はラブロ片町休業日に準じる(水曜不定休)。3月22日まで。

後援申請20141009
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