オーケストラ・アンサンブル金沢（通称＝OEK）が主催し、毎月1回OEKメンバーらがJR金沢駅構内で開催するフリーコンサート「エキコン金沢」が人気を集めている。

　エキコン金沢は音楽を軸にしたまちの活性化を目指し、2年前からスタート。観光客ら駅の利用者が足を止めて聴き入るだけでなく、毎月のエキコンを楽しみにしている固定ファンもいるという。

　9月19日はバイオリン奏者のアビゲイル・ヤングさんをはじめオOEKの弦楽メンバー11人が出演して24回目のエキコンが開催された。グリーグ「ホルベルク組曲」、ヴィヴァルディ「四季より『秋』」などのなじみのあるクラシック曲のほか、ビートルズのナンバーや「浜辺の歌」など多彩なプログラムの演奏に、駅コンコースの特設ステージに集まった大勢の観客が耳を傾けた。

　10月のエキコンは、「金沢アジア祭2009」と連動した特別企画として11日・12日に開催される。11日＝10時30分～（馬頭琴）、12時～（中国二胡）、13時45分～（バリ舞踏）、14:30～（シタール）、16時～（台湾オペラ）。12日＝11時～（台湾オペラ）、13時～（沖縄民謡）、14時45分～（韓国民族音楽）。演奏時間は各15分。鑑賞無料。問い合わせはオーケストラ・アンサンブル金沢（TEL 076-232-0171）まで。