クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2009」が4月28日~5月4日のGWの期間、金沢で開催される。2回目となる今年は「モーツアルトと仲間たち」をテーマに、JR金沢駅周辺を中心に150公演を予定している。
小学生によるマーチングバンド演奏で幕を開けた昨年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」
今年の注目の一つが、4月29日と5月4日に石川県立音楽堂(金沢市昭和町)で開かれる「能・箏・モーツアルト」と題したコンサート。日本の伝統芸能である能や箏(琴)と、オーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーによる、和と洋のハーモニーでモーツアルトの世界を表現する。5月2日~4日に開かれる「0歳からのコンサート」は、乳児連れでも気軽にクラシックを楽しめるプログラムとして、今年も人気を集めそうだ。
29日のオープニングコンサートでは作曲家の池辺晋一郎さんをナビゲーターに迎え、井上道義さん指揮のオーケストラ・アンサンブル金沢が交響曲第41番「ジュピター」などを演奏。最終日の5月4日は、モーツアルトが死の直前まで作曲し、遺作となった「レクイエム」で締めくくる。
無料の関連イベントとして4月30日と5月1日、音楽祭に出演する一流アーティストを講師に迎えた楽器演奏講習会「公開マスタークラス」を開催。また、石川四高記念文化交流館(金沢市広阪2、TEL 076-262-5464)では5月6日まで、同音楽祭のポスターを手がけるイジー・ヴォトルバさんの作品展も開かれる。
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭は、世界中から一流のアーティストが集まり、朝から夜まで1公演約45分のコンサートを低料金(平均1,500円)で繰り広げる。金沢では昨年、世界で6番目に開催され、「ベートーベンと仲間たち」をテーマに139公演を行い、延べ83,830人が来場、金沢のゴールデンウィークを音楽一色に染め上げ成功裏に閉幕した。
問い合わせとチケット購入は「ラ・フォル・ジュルネ金沢チケットボックス」(TEL 076-232-8118)まで。受付時間は10~18時。