ラ・フォル・ジュルネ金沢に8万5,000人-熱気に包まれ閉幕

大勢の聴衆の熱気に包まれた最終公演=石川県立音楽堂交流ホール

大勢の聴衆の熱気に包まれた最終公演=石川県立音楽堂交流ホール

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 「ベートーヴェンと仲間たち」をテーマに金沢駅周辺で繰り広げられた「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2008」が5月5日、最終日を迎え、城下町を連日音楽で彩った祭典は幕を閉じた。同音楽祭の聴衆は、実行委員会事務局の予想を3万5,000人上回る8万5,000人に上った。

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 プレイベントの開幕から1週間、金沢駅周辺の会場には県内外より子どもから大人まで幅広い層の聴衆が足を運び、生演奏で奏でられるベートーヴェンらの名曲に耳を傾けた。石川県立音楽堂交流ホール(金沢市昭和町)で行われた最終公演では、井上道義音楽監督指揮のもと、オーケストラ・アンサンブル金沢がベートーヴェンにあこがれたシューベルトの「交響曲第6番」を聴衆で埋め尽くされたホールに響かせた。500席用意された同ホールには1,800人の聴衆が詰めかけ、1,300人が立ち見でシンフォニーに耳を澄ますという熱気に包まれた終幕となった。

 井上音楽監督は「5年先にやってもしょうがない、今やらなきゃ、と思ってこの音楽祭を実施した。地元の人たちには、街の中でこういう遊びができることが分かってもらえたと思う。同じラ・フォル・ジュルネが行われている東京の会場とは違い、金沢は音響のいい会場ばかりで、いい響きの中で音楽を聴けるから、小さい子どもたちも静かに聴いてくれたのだと思う。今は経済で戦うより文化で戦う時代。来年以降は、プログラムの内容を集中させるなど、完全に金沢らしさを出していきたい」と、今年の成果を振り返るとともに来年以降のプログラム充実に意欲を見せた。

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2008公式ウェブサイトラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭、本公演はじまる(金沢経済新聞)「熱狂の日」音楽祭開幕―金沢で華やかにオープニングコンサート(金沢経済新聞)国際音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、金沢開催決定-東京と同時開催(金沢経済新聞)描き出すアートな街 井上道義さん(オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督)(金沢経済新聞)

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