「ネットショップコンテスト石川2008」―グランプリは能登発「幸寿し」

ネットショップコンテスト石川のファイナリストら

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 石川県で初めての試みとなる「ネットショップコンテスト石川2008」が3月6日、石川県地場産業振興センター(金沢市鞍月2)で開催され、参加した125店の中から能登・穴水町の「能登前・幸寿し」が初代グランプリに輝いた。

グランプリを受賞した「幸寿し」の橋本公生さん

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 コンテストには石川県を拠点とするネットショップ125店が参加。サイト基礎力、ビジュアル力、情報力などの観点から県内外の有識者が審査を行い、ファイナリストとして9店を選出。同日に一般来場者約120人も審査に参加し、グランプリ・準グランプリを決定し表彰式が開催された。

 グランプリに選ばれた「幸寿し」は、能登半島穴水町にある寿司店が運営するネットショップで、能登の海の幸、山の幸を販売するとともに、能登の観光・レジャー情報を発信している。寿司店主の人柄や、プロとしてのこだわりがにじみ出ている点が評価され、審査員の一人は「能登の魅力をブログなどで発信することで、店のブランド力がアップしている」と講評した。

 準グランプリは山中漆器の老舗が運営する「漆器の喜八工房」。伝統とモダンの融合をコンセプトにした新しいデザインの器を製造・販売している。料理が盛られた漆器の写真がふんだんに使われ、漆器を使うシーンがイメージしやすい点が評価された。

 審査員のひとりで、コンテストの発案者でもある西田上(じょう)さんは、「コンテストに参加した125店舗を見る限り、石川県には誇るべき商材がまだまだたくさんあることが実感できた。明確なコンセプトに基づいて、ニーズのあるターゲットへ情報を提供することで、情報・商材価値が高まる」と総評した。

 今回コンテストを主催する石川県産業支援創出機構では、県内の意欲あるネットショップが集まるバーチャルモール「お店ばたけISHIKAWA」を運営しており、同コンテストは、ネットショップ運営者らに「優れた事例より学ぶ機会」を提供することが狙いといい、2009年度も継続した開催を予定している。

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