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金沢21美で野村由香さんが初個展 「金が採れる沢」から着想した作品

野村由香さんとインスタレーション作品「黄金の川」

野村由香さんとインスタレーション作品「黄金の川」

 展覧会「アペルト21 野村由香 黄金の川」が現在、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1)長期インスタレーションルームで開催されている。

「アペルト21 野村由香 黄金の川」の様子

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 同館が注目する若手作家を個展形式で取り上げる「アペルト」シリーズの21回目。2017(平成29)年に金沢美術工芸大学(小立野2)を卒業した野村由香さんの作品を初展示する。

 展示室には円形のクラフト紙をつなげた新作「黄金の川」を中心に、ドローイング3点、写真作品2点を配置する。金沢市中心部を流れる犀川が金沢の地名の由来となった「金が採れる沢」だったことにインスピレーションを得て、砂金採りの動作や道具をモチーフに制作した。

 展示初日の4月4日には、野村さんがインスタレーション作品を使ったパフォーマンスを行い、約50人の観客が見守った。野村さんは作品を手で揺らして音を立て、中に体をうずめて砂金を探す動きを見せた。

 同館学芸課長の角奈緒子さんは「彫刻専攻ながら、いい意味で彫刻の概念から外れた面白い視点を持った作家。土地に根付く自然や、土地形成から感じる悠久の歴史を作品に反映するのが特徴。学生時代に金沢で暮らした経験が、作品としてどう展開されるのか期待を持って声をかけた」と話す。

 野村さんは「作品制作において、常に自分や周りの環境は変化しているという意識を持っている。川や水という、身近にあって流動的なものに引かれる。自分ではコントロールできない川の中で、泥の中から砂金を探し、追いかける人間のさがや、ゴールが見えない中で模索していく様子を作品やパフォーマンスで表現した」と話す。

 野村さんによるパフォーマンスは、5月5日・6日、6月7日、7月5日、8月23日にも行う。

 開場時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜閉場。入場無料。8月23日まで。

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