「眠り・グルメ・癒し」がテーマの新タイプのホテル「ホテルリソルトリニティ金沢」(金沢市武蔵町1、TEL 076-221-7700)が1月16日、近江町市場のすぐそばにオープンした。
リゾートソリューション(東京都新宿区)が運営し、全国で14カ所目となる同ホテルは地上9階建てで、客室は123室。同社ブランドとして展開する「トリニティシリーズ」としては北陸初となる。内装には加賀友禅や格子を取り入れ、風情ある金沢の雰囲気を演出するなど「ネオ・トラディショナル-新しき伝統を金沢から」をコンセプトに据えた。
金沢の目抜き通りに面したホテルの外観は、モダンなモノトーンを基調とし、内部は、金沢の工芸品が映える粋な空間が特徴で、内装は和の精巧さをちりばめ、くつろぎの空間をデザインした。「加賀の雅」「能登の粋」「森の都」の3つのイメージを客室に反映させたという。
シングル(49室=9,000円)のインテリアには繊細な「木虫籠(きむすこ)」の格子をデザイン。ダブル(24室=15,000円)は加賀友禅をほうふつとさせるしっとりと落ち着いた雰囲気を演出する。ほかにツイン(47室=17,000円~)、ユニバーサルツイン(1室=22,000円)、和洋室(2室=25,000円)を備える。
女性客にはセキュリティーに特化した「レディスルーム」を設け、8階のアロマリラクゼーション「ラクシス」では体調や要望に合わせたオールハンドテクニックによるマッサージサービスを提供している。
1階に設けたイタリアンレストラン「イル・キャンティ」(TEL 076-233-7878、40席)では、金沢の新鮮な食材をふんだんに使ったイタリアンを提供する。あえてコースを設定せず、前菜・ピザ・パスタ・メイン料理・デザートなどのジャンルから好きなものを選び、自分なりのコース料理を作ることを提案している。ワインは、オーガニックをはじめとする約100種類を備え、ボトルで1,000円台から提供する。「看板メニュー」(同店)は、ソフトシェルクラブを使った「クリスピーソフトシェルクラブ」(880円)や「ガーリックソフトシェルクラブ」(950円)など。
支配人の佐野直人さんは「観光やビジネスの拠点として便利な立地であることから、多くの人が利用して満足を得てもらえれば」と話す。
チェックイン=14時、チェックアウト=11時。レストランの営業時間は、モーニング=7時~10時、ランチ=11時30分~16時、ディナー=17時30分~23時。オープン記念として3月31日まで、1泊朝食付きのプランを特別価格(5,000円~)で提供する。