スイーツを、イベントに合わせて制作した器で味わってもらう「工芸×アフタヌーンティー」が1月25日・26日の2日間、料亭「金城樓(きんじょうろう)」(金沢市橋場町)で開催される。
「金沢21世紀工芸祭」の関連イベントで「ショコラの街金沢実行委員会協賛事業」。主催は認定NPO法人趣都金澤のメンバーを中心にした金沢21世紀工芸祭実行委員会。昨年10月に次ぐ2回目の開催となる。
両日は、「二十四節気七十二候」をテーマに、金沢の四季を春・夏・秋・冬それぞれ2皿ずつで表現し、8品のフルコース仕立てでアフタヌーンティーを提供。テーブルには映像ディレクター・前伊知郎さんの作品を投影する。
器は金沢美術工芸大学(小立野2)の学生4人と技術専門員で陶芸作家の今西泰赳さん、金工作家の岸洸実さんが作る。今西さんが作るカトラリーレストのセットは土産としても提供する。
8品を担当するのは、「ORIGO」(笠市町)、「KANAZAWA Sai」(野田1)、「Oisii Deli」(京町)、「MONET sandwichrie artisanal」(新竪町3)、「Patisserie Shumelan」(間明2)、「東山和今」(観音町1)、「吉はし/豆半」(東山2)、「Atsushi Ikeda」(白山市鶴来本町4)。各皿につき能登の食材を1つ以上を使うことで地震災害からの復興への思いを込める。ドリンクは「香ルお茶の専門店 茶舎 觀壽(ちゃしゃ・みこと)」がペアリングする。
「未来の作家である美大生に、若く柔軟な発想で金沢の四季を表現してもらいたかった」と企画とディレクションを務める実行委員の高畠恵さん。「金城樓ならではの雰囲気やたたずまいの中、五感や感性で楽しんでもらえれば。県外からの利用にも期待したい」と話す。
提供時間は、11時~12時30分、14時~15時30分、17時~18時30分。価格は1万8,000円。定員は各回10人。要予約。予約はウェブサイトで受け付けている。12月31日まで。