金沢の「問屋まちスタジオ」(金沢市問屋町、TEL 090-7800-0589)で12月2日、浅井真理子さんの個展「ブラインドガーデン」が始まった。
【パノラマVR】問屋まちスタジオで開催中の「浅井真理子ブラインドガーデン」
金沢美術工芸大学と協働組合問屋センターが連携して、アートを活用したまちづくりの発信拠点として2011年にオープンした同施設。活動の一つとして、アーティストを一定期間招いて、その土地に滞在しながら制作を行う「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」を行っており、今回はAIRの経験が豊富な作家・浅井真理子さんを迎えた。
浅井さんは、8月に1週間ほど金沢に滞在して事前調査を行い、11月から本格的に滞在制作を行った。スタジオに寝泊まりして生活する中で生まれた、感圧紙のノートにドローイング(素描き)した作品や、剥製の動物とその視線の先を撮った写真などを展示する。
浅井さんは「スタジオの空間と向き合って、世の中の常識を疑ってみたり、他者の領域を見たりすることによって感じたものを形にした。ご覧になる皆さんもそれぞれの見方、感じ方で読み解いて楽しんでもらえたら」と話す。
スタジオの一角では、同大の学生による作品展も同時開催。浅井さんの空間に対する考え方を提示し、空間と向き合うことによって作った作品を展示する。
開催時間は13時30分~18時。12月6日・7日と日曜休館。入館無料。今月24日まで。