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金沢に若手作家の立体オブジェ専門店 「インテリアとして楽しめるアート」提案

町家を改装した落ち着いた雰囲気の店内

町家を改装した落ち着いた雰囲気の店内

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 金沢の駅前別院通り商店街近くに12月1日、若手作家の立体オブジェ専門店「ArtShop月映(つきばえ)」(金沢市安江町18、TEL 076-256-5371)がオープンした。

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 金沢にゆかりのある技術に根ざした作り手の作品のうち、インテリアとして気軽に取り入れられるアートオブジェを取り扱う同店。運営する人材育成会社オフィス・キャンドゥ(安江町)の宮永満祐美社長は、作品を発表できる機会が少ないという若手作家の環境を知り、「一般の方にも気軽に見てもらえる常設スペースを作って彼らを応援できたら」と、新規事業として開店を決めたという。

 明治時代の町家を改装した約8坪の店内に、金沢美大生と卒業生11人の金工、陶磁、漆作品約20点を展示・販売する。同大博士課程・橋本知成さんは真ちゅう、銅、木を組み合わせた存在感あふれる「星のしらべ」(2万7,500円)、同大卒業生・横井佳乃さんは上絵の具で描いた優しい色合いが印象的な「緑の音」(1万6,700円)、漆作家・山脇千尋さんは漆で作った花をあしらった「春惜しむ」(5万4,800円)、同大工芸科助教・藪内公美さんは鮮やかな色が目を引く金工作品「inter-body~未定な生命~」(5万4,800円)を出展する。

 同店ディレクターの浅野舞さんは「自宅に飾っても自然になじむような作品が中心。インテリアとしてアート作品を飾るという選択肢を提案したい。難しく考えずに、エネルギーや癒やしを感じる作品を選んで楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時。月曜定休。毎月末3日間は作品入れ替えのため休み。

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