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金沢・天徳院で公演「美の種」 地元アーティストコラボで珠姫の生涯を表現

「美の種」過去の他会場での様子

「美の種」過去の他会場での様子

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 玉姫の寺として知られる天徳院(金沢市小立野)で10月10日、「第3回 美の種 in 金沢 『花影 ~利常公、珠姫そしてもう一人の女人に捧(ささ)ぐ~』」が開催される。

過去の様子とチラシ

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 「美の種」は、地域の多彩なジャンルのアーティストやパフォーマーのコラボによる「土地・人・歴史」に焦点を当てた公演。開催地の魅力を再発見し、誇りを感じてもらえることを目的に、これまで全国11都市で開催してきた。国際的に活躍する衣装デザイナー時広真吾さんが構成・演出・衣装を担当する。

 同プロジェクト発起人の時広さんは「千葉県で開催していた際に、金沢出身の方から『このような芸術的なパフォーマンスは金沢の人たちがもっと理解できるし、好きだと思う』と、知人を紹介されたことから金沢での開催につながった」と経緯を話す。これまで金沢21世紀美術館、石川県立音楽堂と場所とテーマを変えて披露している。

 3回目の開催となる今回は、加賀藩3代目藩主・前田利常公の正室・珠姫を祭る天徳院を会場に、「金沢の芸術と文化を愛する基礎をつくり上げた利常公と、若くして逝った珠姫の生涯、そこに関わった乳母との間に起きた一つの悲しみ」を表現する。作編曲家・ピアニストの北方寛丈さん、パフォーマーの青蓮さん、ダンサーの竹園裕子さん、チェロ奏者の早川寛さん、ハープ奏者の平尾祐紀子さん、ソプラノ歌手の直江学美さんが出演し、陶芸家の中村卓夫さんが作品提供する。

 時広さんは、「『美に力あり』を信条として、各地で広がっている美の種プロジェクト。金沢を中心に活躍するさまざまな分野の才能が交差し、美の時空をつくり上げる。ぜひ来場いただければ」と呼び掛ける。

 18時開場、18時30分開演。入場料は、前売り=3,000円、当日=3,500円。申し込みはリリック(TEL 03-3710-5846)まで。

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