金沢の近江町市場近くに10月15日、焼き鳥店「鳥たけ」（金沢市袋町、TEL 076-255-0353）がオープンし1カ月がたった。

店内をパノラマで見る

　築100年を超える古民家をリノベーションした同店。大通りから1本入った隠れ家的な立地をあえて選び、店内は存在感のある一枚木のカウンターをメーンにシックで落ち着いた雰囲気に仕上げた。店舗面積は約20坪で、カウンター12席と個室4席を設ける。「大人世代が通う店」として30代以降の常連客をターゲットとする。客単価は5,000円程度。

　内臓を含めた鶏1羽を丸ごと解体できるという資格「食鳥処理衛生管理者」を持つ店主の竹内誠さんは金沢出身。東京の名門焼き鳥店で10年の経験を積み、地元で念願の店を構えた。扱う鶏肉は青森から直送される「青森しゃもロック」にこだわる。しっかりとした肉質と味わいが特徴で、備長炭で丁寧に焼き上げる。

　メニューは「おまかせ8串」（2,000円）のほか、つくね・血肝・砂肝・ハツ・手羽先などは1串200円～。一品料理は「鳥わさ」（600円）、「鶏胸肉の酢じめ」（同）など。締めには石川産コシヒカリを使った「きじ焼き丼」(800円)や「そぼろ丼」（600円）を用意する。ドリンクメニューは「菊姫・山廃純米」、「千枚田・純米」など、石川の地酒をメーンに扱いながら、焼き鳥に合うワインもえりすぐる。今後は全国各地の地酒の提供も予定する。

　竹内さんは「えりすぐりの鶏料理と銘酒を、味わってもらいたい。常連のお客さんと共に地域を盛り上げていければ」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は17時～24時。火曜定休。