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「カナザワ映画祭2014」開催へ、8年目テーマ「爆音」で名作18本を上映

「カナザワ映画祭2014」のポスター

「カナザワ映画祭2014」のポスター

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「カナザワ映画祭2014」が9月12日~15日、金沢都ホテル(金沢市此花町6)地下2階セミナーホール(旧ロキシー劇場)で開催される。

プレイベントとして開催された鈴木則文監督「トラック野郎」の会場に展示されたデコトラ

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 今回が8年目となる同イベントの主催は「かなざわ映画の会」。初年度は「青いオトコまつり」(2007年)に始まり、「実話」(2008年)、「怪談」(2010年)、「暴力」(2011年)、「エロス」(2012年)、「3Dを超えた体感する映画」(2013年)など毎年テーマを決め開催している。観客動員数は初年度の約2000人から昨年は3500人に増え、県外から6割を集客する全国的な人気イベントに成長した。

 今年は「あの名作を爆音で」をテーマに、通常の映画用の音響ではなく音楽ライブ用のセッティングをフルに使いボリュームを限界まで上げた大音響で上映し、「聴く映画」にフォーカスする。「一般の劇場上映では経験のできない迫力。爆音により視覚までもが変容し、映像そのものが違って見える。ただ音量を上げるだけでなく、作品ごとに最適な音量を選んで上映する」と話すのは、同会代表の小野寺生哉さん。

 上映するのは往年の名作18本。「U・ボート」(1981年、西ドイツ)や「ブラックホークダウン」(2001年、アメリカ・イギリス)などの戦争映画のほか、「マッドマックス2」(1981年、オーストラリア)などの暴走映画、「シャイニング」(1980年、アメリカ・イギリス)などキューブリック監督の代表作など。「映画ファンであれば見たこともあるような作品ばかり。爆音上映に向く作品を選んだ」と小野寺さん。

 また、一般公募自主映画作品の中から選んだ5本をオールナイトで上映する「期待の新人オールナイト」(13日、23時30分開演)のほか、トークイベント「映画の生体解剖×映画術」では今回のために制作された作品「映画の生体解剖ビヨンド」の上映も予定する。(15日、12時30分開演)

 プレイベントとして9月6日、しいのき迎賓館広場で開催された故・鈴木則文監督の追悼イベントでは星空の下、大スクリーンに代表作「トラック野郎」を上映。「一番星号」や「やもめのジョナサン号」などデコトラ9台も展示され、同祭を華やかに盛り上げた。

 料金は1回鑑賞券=1,500円(前売り1,300円)。同会のサイトとシネモンドで取り扱う。上映スケジュールなどは同祭のサイトで確認できる。

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