4月20日に金沢市中央公園(金沢市広坂)で行われるイベント「アースデイ石川」に合わせ、同企画に賛同するアーティストたちがアート展「Artist in Earth-day」を開催する。公園そのものを展示会場としたインスタレーションや車内展示、演劇作品などでアートと環境問題とのつながりを探る。
同展は金沢市在住のアーティスト、村住知也さんが仲間のアーティストたちに呼びかけ、企画した。村住さんはこれまで、一参加者としてアースデイ石川を訪れていたが、「アートやアーティストが社会に役立てることは何か」と考え、その可能性を見出す場として今回のアート展を開催することにしたという。
同展では、乗用車の車内に作品を展示するほか、公園自体を作品としたインスタレーション、彫刻作品、演劇などが会場を彩る。車内にはアーティストのコイケジュンコさん、岸本雅樹さん、林悠介さん、川村元紀さんの作品が展示され、来場者は車の窓から作品を眺めることができる。野外では同市在住の松永紗耶加さん(インスタレーション)、金沢美大4年の松本拓也さん(彫刻)、同市在住の間塚康代さん(インスタレーション)、同市で活動する劇団エフが作品を披露する。
14時~15時には、出品アーティストとアースデイ参加者らによるトークショーも開催。村住さんは「今回の展示を見ると、あえて排気ガスを出す車に作品を展示するなど突っ込みどころ満載で、いろんな疑問や考えが浮かんでくると思う。アート作品を通して、多くの人が環境について考えたり、話し合ったり、行動を起こしたりするきっかけになれればいいと思う」と話す。
開催時間は10時~16時。問い合わせは、村住さん(TEL 090-2832-7723)まで。