金沢駅からほど近い場所に4月11日、地元素材にこだわった和食を提供する「和ごころ料理 梅みづき」(金沢市堀川町、TEL 076-255-6332)がオープンした。
県内外の和食料理店で長年経験を積んだオーナーシェフの谷内坂強さんが念願かなって独立した同店。店舗面積は約18坪で、テーブル席・座敷・カウンターを合わせた29席を設ける。女性客をターゲットとするため、店内のインテリアは壁紙には花模様、ライトはガラス素材を選ぶなど、温かく優しい雰囲気に仕上げた。客単価は、ランチ=1,000円前後、ディナー=4,000円前後。
谷内坂さんが自身の店で実現したかったのは、「地物素材を使い和食の枠を守りながらも食材を生かした自由な料理」。「少しずついろいろなものを食べたい」という女性の声に応え、小皿料理に力を入れる。
夜のコース料理は3種(梅=3.000円、美月=4,000円、和ごころ=5,000円・税別)を用意。梅コースは、前菜6品・わん物・造り4種・揚げ物・食事にデザートが付く。いずれのコースも前菜の種類の多いのが特徴。アラカルトには、「鴨の治部煮」「加賀蓮根饅頭の金時草あんかけ」「のど黒の姿塩焼き」「白エビの空揚げ」など、旬の地物食材を使ったメニューを豊富にそろえる。
これまで大規模店で調理を専門に任されてきた谷内坂さん。「今後は直接農家に足を運んだり、漁師さんと仲良くなったり、仕入れにも独自のルートを作り個性を出した料理を提供していきたい。地元の方、観光客にもぜひ足を運んでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~23時。