原作のコミックとアニメシリーズで人気の「ルパン三世」の生原稿やセル画、設定画などを集めた展示会が4月2日、金沢市の百貨店「めいてつ・エムザ」(金沢市武蔵町)で始まった。
作品のテレビアニメ化40周年を記念し、2011年から全国各地を巡回開催する同展。ルパン三世の誕生から現在までの作品や資料約300点を展示し、初の本格的な展示会となる。今年1月、青森での開催で終了となったが、未開催だった北陸地方のファンからの熱い要望により金沢での追加開催が決定した。
同展では未公開となる16点のセル画が初登場となる。会場内には、等身大のキャラクターと一緒に撮影できるコーナーや、原作者のモンキー・パンチさん描き下ろしの水墨画などを展示し、初日から来場者でにぎわった。市内在住の20代女性は「キャラクターの中では次元が好き」と話し、「絵のタッチにも変化があり、いろいろと楽しめた」と感想を語る。
主催するテレビ金沢の近岡猛さんは「今回の金沢開催が本当に最後。ここまでの規模の展示会はもうないと思うので、この機会にぜひ会場に足を運んでいただき、ルパン三世の魅力に触れてほしい」と来場を呼び掛ける。
4月5日には、ルパン三世の声優を務める栗田貫一さんを招きトークショーも開く。当日は小松明峰高校ブラスバンド部もテーマ曲を演奏し会場を盛り上げる。
開場時間は10時~19時30分(最終入場は19時まで、最終日は17時閉場)。入場料は、大人=800円、小人(小・中・高校生)=400円、未就学児童無料。今月14日まで。