栃木発のギョーザと焼きそばの専門店「たまごころ」(野々市市高橋町、TEL076-259-5135)が3月30日、オープンした。通常営業のほか、学生向けに会員制食事サービスも実施する計画で、利用客を募っている。
介護施設の運営や高齢者用宅配弁当などを手掛ける「ワールドステイ」(栃木県足利市、TEL 0284-70-6200)が経営する同店。同社は、石川県内の建設会社から「野々市市内に新築する学生マンションで食事を提供してほしい」と委託を受けたことから、マンション向けの夕食の調理場兼一般客に栃木のB級グルメを紹介する店として同店を開いた。
店舗面積は約40平方メートルで、カウンター、テーブル席合わせて21席。予約の団体客向けに8畳の和室も備えている。
同社によると、ゆでたジャガイモを太めの麺と共に炒めるのが足利の焼きそばの特徴だという。同店ではアレンジを加え、カットして素揚げしたジャガイモを使い、目玉焼きをトッピングして「玉子・ポテト焼きそば」(並=400円)としてメニューに載せる。麺とソースはポテト入り焼きそば向けに同市内のメーカーが製造したものを使っている。
同市や隣接する佐野市で親しまれている、もちもちとした厚めの皮でくるんだ大ぶりの焼きギョーザ(5個=350円、12個=750円)と水ギョーザ(5個=350円)、ランチ、定食も提供する。
このほか、学生向けに会員制の月払い食事サービスを計画しており、契約者には月曜から金曜までの毎日夜、メニューにはない日替わり定食を用意する。入会金は1万500円で、1食600円。4月20日までは入会金無料サービスを行っている。
同社給食配食事業部長の佐藤治宣さんは「学生マンション用の夕食準備の合間に、せっかくなので栃木の名物を出そうと考えた。石川県の人はジャガイモ入りの焼きそばになじみがなく、まだ普通の焼きそばの注文の方が多いが、ぜひ召し上がってほしい」と話す。
営業時間は11時~14時30分、17時~21時。日曜定休。