兼六園と金沢城石川門のそばに位置する茶店「見城亭」(金沢市兼六町、TEL 076-263-7141)が花見シーズン入りを前にした4月2日、地元の和菓子店が製造する羽二重餅をトッピングした「石川門ソフト」を発売した。
同店は大正2(1913)年創業。シーズンごとに新作スイーツを考案しており、今年の春は、土産用に販売している「みのや製菓」(西金沢1)の羽二重餅をソフトクリームの上にのせ、小倉餡(あん)を添えた「石川門ソフト」をデビューさせた。「羽二重餅の白さから、真っ白な石川門をイメージして名付けた」という。
昨年の晩秋に登場させた、加賀野菜の一つであるサツマイモ「五郎島金時」を使ったスイートポテトと、餅を餡でくるんだ「あんころもち」をあしらった「金澤パフェ」も引き続き販売しており、地元名産の菓子の味見も楽しめるオリジナルスイーツがそろい踏みした。
同店マネジャーの大﨑由里子さんは「和菓子をお買い求めいただいた方は、お土産として差し上げるばかりで、ご自身が召し上がることはないのでは、と思い、ソフトクリームやパフェとして提供することを考えた。ぜひ当地のものを召し上がっていただきたい」と話す。
石川門ソフトは500円、金澤パフェは700円。開店時間は9時~17時。17時~20時30分の時間帯は要予約。