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箱屋のギャラリー「HACO:ya」、金沢のリノベーションアパートに限定オープン

黒板として使える「チョークBOX」。チョークで文字や絵を書き、黒板消しで消すことができる。

黒板として使える「チョークBOX」。チョークで文字や絵を書き、黒板消しで消すことができる。

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 雑貨感覚でインテリアとしても使えるユニークな箱を展示するギャラリー「HACO:ya(はこや)」(TEL076-254-1696)が10月15日、木造アパートをショップやアトリエに模様替えした「鞍月舎」(金沢市茨木町)の一角に期間限定でオープンした。

リノベーションアパート「鞍月舎」に期間限定で開店した「HACO:ya」

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 ギャラリーを運営するのは、食品会社向けの贈答用貼(はり)箱を手掛ける「マツバラ」(小坂町)と紙卸売業の中島商店(十間町)、紙加工の越野紙器製作所(金市町)、抜型製造の「メイク・ア・ボックス」(東力2)の4社。近年、中元や歳暮を取りやめる企業が増え、貼箱の需要が減ってきていることから、個人向け販売の可能性を探ろうと開設した。市の「ものづくり産業販路開拓モデル事業」の委託を受けている。

 店内には、跳び箱型の小物入れや、上面を黒板として利用できるボックス、上面がフォトフレームになった写真・ポストカード収納箱など、新しく考案した商品を並べている。個人客のニーズを把握し、買ってもらえる価格を検討するのが目的で、販売は行っていないが、約1カ月の間に通行人や観光客ら約400人が来店し、「ぜひ売ってほしい」とせがまれることもしばしばだという。

 ワークショップも開催しており、11月20日は市民8人が古着の着物を使ってティッシュケースを作った。

 マツバラの松原大輔専務は「思っていた以上に、個人客に買っていただける可能性を感じている。商品化を進めたい」と意気込んでいる。

 営業時間は10時~19時。火曜・水曜定休。偶数日の14時30分~17時には筆箱づくりのワークショップを開いている。入場は無料だが、ワークショップは有料。来年3月まで。

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