金沢アートディレクターズクラブ(ADC)が発足し、「アートベース石引」(金沢市石引2)で7月22日、発足記念パーティーが開催された。
「金沢ADC」発足記念パーティーでスピーチするアートディレクターのはせがわさとしさん
金沢ADCは、石川県で活動するクリエーターが互いに刺激し合い、切磋琢磨(せっさたくま)する場を提供することを目的に発足し、アートディレクションの力を競う年1回の作品審査会を中心に活動を行う。ADCの発足は、国内では東京、富山、札幌、新潟、広島に次いで5番目。
パーティー会場には、広告・出版・映像・デジタル関連の分野で活躍するデザイナー、コピーライター、フォトグラファーら地元クリエーター約130人が詰めかけ、金沢ADC代表の宇野たまこさんの「他人に勝つのではなく、自分に勝つという気持ちで審査会に臨んでほしい」とのあいさつに、大きな拍手で応えた。
富山ADCを設立、けん引するアートディレクターのはせがわさとしさんも会場に駆け付け、「石川の優秀なクリエーターに、どんどん前に出てきてほしい」と激励したほか、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんもビデオメッセージを寄せた。
金沢ADCは11月12日、金沢市民芸術村(大和町1)で第1回作品審査会を開催する。審査員は佐藤卓さん、はせがわさとしさん、アートディレクターの永井裕明さんが務め、公開審査により優秀作品を選出する。
同事務局担当者は「クリエーター同士がつながり競い合うことで、地域全体を盛り上げていこう」と審査会への出品を呼び掛けている。