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小松市立高生徒会、学校の玄関前で義援金呼び掛け

登校する生徒に募金を呼び掛ける生徒会執行部と生徒有志

登校する生徒に募金を呼び掛ける生徒会執行部と生徒有志

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 東日本大震災の被災者を支援しようと、石川県内の高校でも募金活動が行われている。小松市立高校では生徒会執行部と生徒有志が毎朝玄関前に立ち、登校する生徒に協力を呼び掛けている。

生徒からの募金を受け付ける生徒会執行部と生徒有志

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 同校では、2年のクラスを担当する教諭が募金活動を持ちかけ生徒が賛同。このクラスに属する生徒会長ら生徒会執行部の4人が生徒議会に提案し、全校生徒を対象に実施することになった。

 呼び掛けをしたのは14日~18日の5日間で、4日目の17日は生徒7人が「義援金箱」と記した募金箱やプラスチック容器を手に、「協力をお願いします」と頭を下げた。登校する生徒たちは次々に、自宅から握りしめて来た小銭を箱の中に投じた。中には、連日善意を寄せている生徒もいるという。同校は前日、保護者に当てて募金実施を知らせるメールを一斉配信しており、父親から預かってきた千円札を入れる生徒の姿も見られた。

 募金総額は16万4,556円に上った。被災地に救援物資として送るための未使用タオルも募った。

 生徒会長の赤井洸介君(17)は「津波で家が流され、人が何人も死んで、同じ日本で起こっていることとは思えない。寒いので温かい食べ物を買うのに役立ててほしい」と思いを寄せた。

後援申請20141009
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