飲食店に特化したコンサルタントとして活躍するくまくらたみえさんが2月3日、金沢の茶屋街に先月オープンしたばかりの料亭「嗜季(しき)」(金沢市主計町、TEL 076-282-9840)で「新酒の会」を開き、日本酒愛好家13人が参加した。
同会のコンセプトは「一家団らん」。「ひとつ屋根の下、そこにいる人たちで楽しく食事することが心を豊かにすること」と、くまくらさんが呼びかけた。
当日は、くまくらさんは和服姿で参加者を出迎え、料亭での接客経験を生かした細やかな対応でもてなした。参加者は、「旧暦の元旦『節分』の日にふさわしい新酒を」とくまくらさんが全国から選りすぐった5種類の日本酒とともに、炙りしめさばから始まる「くずし懐石」を堪能した。
会計事務所や企業などで20年以上財務・経理業務に携わっていたくまくらさんは、2005年に人生の転機となる「コーチング」に出会った。その後、「コーチングオフィスくまくら」を設立、現在は「愛と情熱のおもてなし仕掛け人」として飲食店に向けた接客のアドバイスやチームビルディングとリーダー育成にも携わる。
今後の活動について、くまくらさんは「まだ模索中だが、チームビルディングやリーダーシップに興味のある経営者が集まり情報交換ができる勉強会へと発展させていきたい」と話す。