![加賀棒茶を入れる太田店長](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1288227504_photo.jpg)
加賀棒茶などを製造・販売する丸八製茶場(加賀市)の直営アンテナショップ「茶房一笑」(金沢市東山1、TEL 076-251-0108)が店内に実演カウンターを新たに設け、観光客らにおいしいお茶のいれ方を提案している。
新たに設けられた実演カウンター。手前は加賀棒茶と和菓子のセット。
加賀棒茶は、北陸地方で愛飲されているほうじ茶。通常のほうじ茶とは異なり、お茶の茎の部分だけを浅く均一にいり上げることから、独特の香ばしさと上品な深い味わいが特徴。
17年前にオープンした「茶房一笑」では、これまで東山を訪れる観光客に加賀棒茶をはじめ、煎茶(せんちゃ)や抹茶を提供してきたが、加賀棒茶の認知度が高まり、いれ方を尋ねる来店客が増えてきたため、今回、店を改装して実演カウンターを設けた。
カウンターはいす3席を備えたテーブルで、水差し、茶釜、風炉(ふうろ)にかけた鉄瓶、急須などを置き、スタッフが目の前で香ばしい香りの棒茶をいれる。煎茶、玉露、抹茶の実演も。価格は上生菓子か上用まんじゅう、白玉ぜんざい、栗きんとんのいずれかが付き各1,050円。
太田千尋店長は「使用する茶葉の量やお湯の温度、急須のふたを開けた時の茶葉の状態など、一連の流れを見て、家庭でも簡単に棒茶をいれられることを知っていただければ」と話す。
営業時間は10時~18時。月曜定休。