ミディトマト「華小町」をジェラートに-フルーツ並みに高い糖度アピール

「旬菜館」で販売されているカップ入りのジェラート「ミディトマト 華小町」

「旬菜館」で販売されているカップ入りのジェラート「ミディトマト 華小町」

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 糖度が9~10度とフルーツ並みに高いJA志賀特産のミディトマト「華小町」を使ったジェラートの販売が8月1日、同JAで始まり、同時に関西向けの出荷も始まった。製造は、ジェラート製造・販売を手がける「アーリオ・オーリオ」(津幡町)。

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 ミディトマト「華小町」は同JAが福井県で栽培されている「越のルビー」の苗を仕入れて品種改良し、2004年から生産している。11月中旬から7月末までが収穫時期で、年間の出荷量は約5トン。糖度は平均9~10度で、同6度程度の通常のトマトと比べて格段に甘く、特に子どもたちに人気がある。

 華小町を使ったジェラートは、同社が同JAから直接仕入れた生のトマトを翌日に加工して作る。添加物や保存料はほとんど使わず、加えるのは井戸水とグラニュー糖、寒天由来のつなぎ材だけ。色はピンクで、同社によると、フレッシュな味わいと素材特有の甘みが楽しめるという。

 ジェラートへの加工は同JA職員が発案し、昨年から同社に委託しているが、仕上がりに自信を持った同社が、今年初めて自社製品としての製造に乗り出した。販売先は高級料亭や旅館などに販路を持つ大阪の卸商社で、今夏は業務用200リットルを納品した。

 同社ジェラートジェラート津幡工場(津幡町)工場長の無量江真寿美さんは「華小町はおいしいトマトなので、高級料亭のデザートとして使っていただいても、ぴったりの味に仕上がった」と自信をみせる。

 県内向けは、同JAが「旬菜館」(志賀町)でカップ入り100個を扱う。発売初日の8月1日には、町祭「西能登やっちゃ祭り」会場の模擬店でも販売した。価格は、132ミリリットル入りカップ1個=250円。

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