「かき氷器で削る」ドレッシング-金沢の食品開発会社が新商品

時間がたってもリボン状を保つサラダドレッシング

時間がたってもリボン状を保つサラダドレッシング

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 金沢の日本海藻食品研究所(金沢市本江町)は、かき氷器で削る冷凍ドレッシングの開発に成功したと発表した。同社は昨年3月、特殊製法で開発したおからペーストと米粉を配合した「溶けにくいソフトクリーム」を発売し、全国的に注目を集めている。

冷凍ドレッシングを開発した白石良藏会長

 新開発の冷凍ドレッシングは、同社の白石良藏会長が「溶けないかき氷」の研究中に「スイーツ以外にもソフトクリームシリーズ技術を応用できるのでは」と思いついたものだという。おからペーストや米粉を配合して冷凍したドレッシングを家庭用のかき氷器を使ってリボン状に削り出す。時間がたっても溶けにくくリボン状の形をキープすることから、野菜と良く絡み、サラダを食べる際に口回りや洋服を汚す心配もない。味はゴマ風味など数種類。おからペーストと米粉の相乗効果で「オイル控えめでもコクがあり、ドレッシング自体の栄養価が高い」という。

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 同社では今後、本格的な販路開拓を開始するが、フリーザーや特殊な器械などの設備投資が不要であることから、小規模なレストランでも導入してもらえるのではと期待する。一般家庭用には、食卓でおろし器を使って手軽にドレッシングをすりおろせるよう、細長く成型したタイプを本社近くの直営店「へるしいらぼ」(同、TEL 076-292-3201)で販売する予定。同店では移動販売車による販売も行っていることから、白石会長は「歩きながらサラダを食べる新しいスタイルも提案できれば」と意欲をみせる。

 40年間の研究人生で、社会に夢をもたらすことのできる研究開発を心がけてきたという白石会長。「一般の方には野菜を楽しくおいしくたくさん食べてもらえる。レストランには手軽に話題性のある商品を導入してもらえる。野菜の需要が増えれば栽培農家にも喜んでもらえる」と、新商品に自信をみなぎらせる。

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