漆で女性の身体美を表現-金沢美大出身・安藤絵美さんが個展

糸・和紙・漆を使って造形された安藤絵美さんの作品

糸・和紙・漆を使って造形された安藤絵美さんの作品

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 金沢のギャラリー「ガレリアポンテ」(金沢市野町1、TEL 076-244-6229)で現在、金沢美術工芸大学出身の漆芸作家・安藤絵美さんの個展「あらまほし 安藤絵美個展」が開催されている。

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 三重県出身の安藤さんは2004年に同大学工芸科漆・木工コースを卒業。今年3月、漆芸では初の同大大学院博士後期課程美術工芸研究科芸術博士を取得し修了している。在学中から全国各地の企画展やグループ展に出品し、昨年は銀座で個展を開催するなど精力的に活動している。

 同展では、女性の身体を糸・和紙・漆を使って造形し、「縄胎(じょうたい)」という現在では珍しい漆の技法で制作されたアート作品4点を展示する。女性の身体的特徴である胸のふくらみ、なだらかな腰回り、お尻のふくらみなどの流れるような身体の輪郭を黒漆を塗りこんだ糸で造形し、繊細かつ装飾的な模様で表現する。

 同店オーナーの本山陽子さんは「漆という縄文時代から使われている堅固な塗料を使いながらも、糸や和紙で形成することで、軽やかでしなやかな印象を受ける。なだらかな曲線が集約され、立体となることで不思議な魅力を醸し出している」と話す。

 営業時間は11時~18時。水曜定休。12月13日まで。

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