石川県内在住の歌好き有志が集まったゴスペルクワイヤー「K-WISH」によるライブ「LOVE」が11月28日、金沢市民芸術村(金沢市大和町)で開催される。
1997年、同施設の音楽ディレクターの呼びかけでボーカルチームとして発足した「K-WISH」は翌年、ゴスペルにも造詣の深いジャズピアニスト綾戸智絵さんを特別講師として迎えたのをきっかけに、ゴスペルクワイヤーとして本格的に活動を始めた。メンバーは、金沢市、白山市、七尾市など県内各地の小学生から主婦、サラリーマンまで幅広い年齢層で、現在では約60人に上る。ソプラノ・メゾソプラノ・アルト・テナーの構成で、個性豊かなメンバーがそれぞれの感性でエネルギッシュな歌声を響かせる。代表の西田育代さんは「新メンバーが入ってもいつの間にかなじんでいる。聴く人が『みんなバラバラなのに、なぜか一つになって聞こえる』と感じてくれることが一番うれしい。それがK-WISHの個性」と話す。
6回目となる自主ライブのテーマは「LOVE」。クリスマスメドレーなど13曲を披露する。「ゴスペルは愛の歌。暗いニュースが多い現代だからこそ、ゴスペルの持つ愛のパワーが多くの人に届くよう練習を重ね、当日は会場全体が大きな愛で包まれるような温かく熱いライブにしたい」とメンバーは口をそろえる。
純粋に歌を楽しむメンバーにとって、ゴスペルは「神様への打ち明け話。キリスト教とかかわりがなくても、心のあかを洗い流してくれるような不思議な力を持った音楽」(西田さん)。当日は、「神様」という言葉をおのおのの「大切な人」に置き換え、感謝や喜び、悩みなど心の声を歌い上げるという。
開演は17時。入場料は、前売り=1,000円、当日=1,500円。全席自由。問い合わせは西田さん(TEL 090-3886-9444)まで。