「雪つり」イメージしたLEDスタンド-金沢のデザイン事務所が共同開発

金沢のエイチツーオーが企画・デザインした「雪つり」をイメージしたLEDフロアスタンド」

金沢のエイチツーオーが企画・デザインした「雪つり」をイメージしたLEDフロアスタンド」

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 総合デザインプロデュースのエイチツーオー(金沢市武蔵町、TEL 076-224-6340)が「雪つり」をイメージしたLEDフロアスタンドを開発し、10月15日~18日に金沢で開催された「おしゃれメッセ」創作セレクト展に試作品を出品した。

スタンドにかぶせて使用する金箔をほどこしたカーテン生地。

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 「雪つり」は北陸の重い雪から庭木を保護する造園技術で、木に支柱をあて周囲に円錐状にロープを張り巡らすもの。兼六園の雪つりは冬の金沢を代表する風物詩として知られている。

 今回開発されたスタンドは、金箔工芸品製造の箔一(森戸2)、インテリア専門商社サンゲツ(名古屋市西区)、照明器具メーカーの山田照明(東京都千代田区)と共同開発したもの。

 「雪つり」を模して組んだ照明の上に、金箔をあしらったカーテンをかぶせて、雪が舞い落ちる冬の金沢の情景を表現。エイチツーオーが商品企画と全体のデザインを担当し、箔一がサンゲツのカーテン生地に箔をのせ、山田照明がランプシェード用にコーティング加工を施した。

 光源にLEDを用いたことで、省エネで長寿命、CO2の排出量も少なく、照明部分が自立する構造となっているのが大きな特徴。現在、同社で特許出願中だという。

 エイチツーオー社長でデザイナーの木和田里美さんは「金沢らしさが感じられるアイテムを生活に取り入れてほしいという思いでデザインした」と話す。同社では今後、2010年度内の発売を目指して商品化に向けた検討を重ねると同時に、国内外のホテルや飲食店などを対象に販路を開拓していく。

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