浅野川河川敷で春恒例の「浅の川園遊会」-お茶会や点心席も

建設へ向けて募金活動を行っている「浅の川演舞場」のイメージイラスト

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 桜並木が続く浅野川河川敷で4月7日・8日に開催される春恒例の「浅の川園遊会」が、21回目を迎えた今年、「新生」と銘打ち大幅に模様替えする。主催は浅の川園遊会開催委員会。

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 同イベントは、金沢の伝統芸能を市民などに披露することをコンセプトに、多くの市民ボランティアの協力を得て運営されるもの。4月 7日の「宵祭」では、1年に渡りけいこを重ねてきた金沢の子どもらが伝統芸能を演じ、8日の「本祭」では、東・主計町両茶屋街の芸妓連がおどりやお座敷太鼓を演じる。いずれも雨天決行。

 今年から、例年、浅野川梅ノ橋横・川中に設置していた浮き舞台を移動し、メーンステージを東山河岸緑地に設ける。浅野川浮橋横・河岸には「お花見川床席」として桟敷席を設ける。

 ステージには、「水芸~滝の白糸」の舞台の太夫として女優の水谷八重子さんも登場。「滝の白糸」は、郷土の文豪・泉鏡花の出世作「義血狭血」をもとにした新派の代表的な舞台。ヒロインである水芸の太夫役は、初代水谷八重子さんの当たり役で、1946年に映画化されている。

 そのほか、情緒豊かな和風庭園「主計町・緑水苑」での「お茶会」、料亭まつ本別館「松光庵」でのお抹茶と点心(弁当)の点心席なども開催され、それぞれ茶菓券・点心席券などのチケットを販売している(点心席券は前売りのみ)。

 同開催委員会事務局では現在、浅の川演舞場建設へ向けて募金活動も行っている(募金のお問い合わせは浅の川園遊会開催委員会事務局(電話: 076-233-7640))。今回のメーンステージの東山河岸緑地はその建設の候補地の一つ。関係者は永年の夢である浅の川演舞場の再現に向け、準備に余念がない。

浅の川園遊会開催委員会

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