天然素材を使った手仕事展-金沢のギャラリーで3展同時開催

金沢のギャラリーで天然素材を使った手仕事の品々を展示。写真は竹のいすと手紡ぎ・手織り・手染めの絨毯

金沢のギャラリーで天然素材を使った手仕事の品々を展示。写真は竹のいすと手紡ぎ・手織り・手染めの絨毯

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 天然素材を使い手仕事で作られた品々を集めた3つの展覧会「ババグーリの家具展」「ガベと呼ばれる絨毯(じゅうたん)展」「古く美しきもの」が9月24日より、G-WING’Sギャラリー(金沢市松寺町、TEL 076-238-0788)で同時開催される。

インドネシアのチーク材を使ったババグーリのいすとガベの絨毯

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 「ババグーリ」は、デザイナーのヨーガンレール氏が立ち上げたブランドで、オーガニック素材を使い手作りにこだわった衣類や生活雑貨などを展開する。家具が北陸で展示されるのは初めて。竹の集成材を使ったローテーブルやいすと、インドネシアのチーク材のいすなど約15点を展示。竹は発芽から1年で成木になるほど生命力が強く、伐採しても環境に負荷がかからないことから、エコロジーに配慮した素材として注目されている。展示されているのは、耐性や強度がある集成材を用い、くぎを使わず緩やかな曲線を取り入れたデザインの品々。チーク材のいすは木目を生かし、脚のデザインに特徴がある。ババグーリの衣類や小物をそろえる「ババグーリの服展」も10月16日~26日、同所で開催される。

 「ガベ」はイラン南部のザグロス山脈に住む村人や遊牧民によって手つむぎ・手織り・手染めで織られるじゅうたん。同展では、古くから伝わる民族固有の模様を使った「オールド・ガベ」を展示。暖色系の組み合わせで木や動植物をパッチワークのように織り込んだミニ座布団から大きなサイズのものまで、色合いもサイズも多彩な約50点をそろえた。

 中国やインダス、イスラエル、ローマ、オランダの器やつぼ、タイル、装飾品など世界中の骨董(こっとう)23点を集めた「古き美しきもの」展も同時開催され、人の手によって生み出された温もりのある雰囲気が会場に漂う。

 営業時間は10時~17時(木曜は19時30分まで)。会期中無休。9月30日まで。

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