金沢市街中心部を流れる浅野川のほとり、金沢3茶屋街の一つ主計(かずえ)町で7月26日、夏の園遊会「白糸川床」が始まった。
白糸川床は、市内観光でも人気の浅野川大橋と中の橋にかけた川岸に設ける桟敷席(4.5メートル×29メートル)で、ひがしと主計の両茶屋街の芸妓のもてなしを受けながら加賀料理を味わう。
料理は金沢の老舗料亭「松魚亭」「大友楼」「山乃尾」「金城樓」が交代で提供。「白糸川床」の名は、同川床近辺に生家のある文豪・泉鏡花の作品に出てくるヒロインにちなんで付けられたものだ。
同川床のイベントは今年で3回目。夏の茶屋街を彩る風物詩として、かいわいのにぎわい創出に一役買っている。昨年は、7月28日の豪雨で浅野川がはんらんし茶屋街が浸水。同川床も3日間休業したが、それを除けば連日満席の盛況だった。今年もすでに週末は予約でいっぱいだという。
川床の営業時間は18時15分~19時45分。料金は1人=1万3,500円。1日50席限定。希望日の3日前までに予約が必要。問い合わせ・予約は「金沢・浅の川園遊会実行委員会事務所」(TEL 076-233-7640、平日11時~17時)まで。8月10日まで。