35万本のヒマワリが見ごろを迎えた石川県・河北潟干拓地の「ひまわり村」(津幡町)で7月28日、開村式が行われた。
ひまわり村の取り組みは、1995年から「ふるさとの水と土に対する子どもたちのいつくしみの心を育むこと」を目的に行われており、夏の風物詩として定着している。
今年も5月に干拓地近隣の保育園に通う園児らが、背が高く倒れにくいハイブリッド品種の種をまいた。6月に入り日照不足が心配されたが、高さ約1.5メートルと順調に成長した。
開村式では、ひまわり村名誉村長の谷本正憲知事、副村長の八十出泰成内灘町長のあいさつに続き、招待された園児約200人が歌や踊りを披露し、お祝いムードを盛り上げた。その後テープカットで開村が告げられると、園児らは身丈以上あるヒマワリの迷路に入り、散策を楽しんだ。8月9日には小学生を対象に迷路クイズ大会が開催される予定。
ヒマワリの見ごろは8月中旬まで続き、例年約1万5千人が訪れる。入場無料。