近江町いちば館に実験ショップ-能登の生産者がカメラ使いライブ販売

カメラで能登と金沢つなぎライブ販売を試みる星稜女子短大生

カメラで能登と金沢つなぎライブ販売を試みる星稜女子短大生

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 星稜女子短期大学の学生が5月30日・31日、近江町いちば館(金沢市青草町)でテレビ会議システムを活用した実験ショップ「学生ラボ・ショップ能登」を開設し、能登の生産者と金沢の消費者をつないだ能登産品のライブ販売を試みた。

能登産品が並ぶ特設テント

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 同プロジェクトは、同短大の安藤信雄ゼミの学生らが産学連携で金沢大学イノベーション創成センターなどの協力の下、ICT技術を活用した生産者と消費者間の新しいコミュニケーションを創出し、地域おこしの新たな可能性を生み出そうとするもの。「食」への安心・安全の意識が高まる今日、生産量が少ない産品の生産者にとって、遠隔地に居ながら対面販売のように商品価値を消費者へアピールすることは、費用面で効果的であるだけでなく生産意欲も高まると期待されている。

 当日はカメラとモニターを、金沢の近江町いちば館のアトリウム広場と七尾市の能登鹿北商工会能登島支所、中能登町の能登上布会館に設置。能登の生産者と消費者が行き交う近江町市場をつないだ。生産者が能登からモニターを通して市場を訪れた人々に食材や工芸品などをPR。買い物客は特設のテントに並ぶ漬物・海藻・古代米・漬物・工芸品などの産品を品定めした。

出品されたのは、谷農園(中能登町)の古代米や古代米の乾麺、高澤醸造(同)のみそ・どぶろくソルベ・どぶろくピザ、中能登町織物デザインセンター(同)の布物製品、八太郎漬本舗(能登島)の漬物やみそなど8社の産品。

 同ショップを運営した学生らは「カメラを使った対面販売は初の試みで、どうなるかと思った」「通りがかりの買い物客にどんなイベントかをPRするのに苦労した」「たくさんの人が足を止め買い物に参加してくれてうれしかった」などと振り返った。

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