金沢の老舗酒蔵「福光屋」(金沢市石引2、TEL076-223-1161)は4月23日、アルコール分ゼロの醗酵栄養食品「酒蔵仕込み 玄米甘酒」を発売した。
甘酒は、ブドウ糖・天然型吸収ビタミン群・必須アミノ酸などが豊富に含まれた栄養食品で、日本では古くから暑気払いや滋養強壮のため飲まれてきた。
「酒蔵仕込み 玄米甘酒」は、百年の歳月をかけ白山ろくから蔵にたどりつく恵みの「百年水」と、有機肥料を使った白米と玄米だけで仕込まれる。原料米に対し玄米を28%使用。無添加物の自然のやわらかな甘みと玄米のしっかりした歯応えに、サラリとした後味が特徴。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な玄米をしっかりかむことで消化吸収を促す。安心・安全な栄養食品として同社が昨年7月に発売した「酒蔵仕込み 純米甘酒」の売れ行きが好調なことから、新商品の投入を決めた。
湯を張った鍋で温める「温かい甘酒」、冷蔵庫で冷やす「冷たい甘酒」など、好みで手軽に飲むことができるほか、牛乳や豆乳を加える「玄米甘酒ミルク」、牛乳とバナナとともにミキサーにかける「甘酒バナナシェイク」、すり下ろしたショウガを加える「ショウガ甘酒」など好みのアレンジでも楽しめる。パッケージは真空のスタンディングパウチで酒蔵らしさと優しさを表現。ベースカラーをブラウンにすることで「玄米入り」であることをアピールしている。
同社企画室担当者は「健康意識が高まり、発売早々ケースで求めるお客様も。お子様から中高年まで幅広い年齢層の方の健康と美容に役立ててほしい」と話す。
価格は305円(150グラム入り)。初年度の販売目標は4万袋。