まちがツバキ一色に-石川・野々市町で20回目の「椿まつり」

色とりどりのツバガキが展示された野々市町文化会館フォルテのロビー

色とりどりのツバガキが展示された野々市町文化会館フォルテのロビー

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 「花と緑ののいち椿まつり2009」が3月21日・22日、石川県野々市町で開催された。メーン会場となった野々市町文化会館フォルテには、「野々市」と名付けられた早咲きの品種をはじめ、赤、ピンク、白などの花を咲かせた約250種300本のツバキが展示され、訪れた人はツバキの魅力と春の息吹を楽しんだ。

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 野々市町は1974(昭和49)年にツバキを町花木に制定。「椿まつり」は1990(平成2)年に初めて実施され、以来、春の風物詩として同町に定着している。20回目の節目を迎えた今年は市制施行の機運を盛り上げようと、「五万都市 めざす椿の 愛のまち」をテーマに、町内各地でさまざまなイベントが繰り広げられた。

 各種団体が出演する「椿オリジナルステージ」は、昨年までの1日から2日に拡大して開催。町民が「野々市音頭」「野々市じょんがら節」などを披露するとともに、地元の中学高校、大学の吹奏楽部や合唱部も出場し、祭りを盛り上げた。

 特産物市では野々市町が石川県立大学や、町内に酒蔵を置く中村酒造(金沢市長土塀3)らと連携して開発した地域ブランド酒「ichi椿(いちつばき)」がお披露目され、注目を集めた。そのほか特産のキウイを原料に使ったオリジナルワイン「キウイキウイ」「キウイ・ベリー」や、同町の農家が栽培した南米原産の野菜「ヤーコン」のジュース、こしひかりを使った米粉パンなどが並び、例年以上ににぎわった。

 「花と緑の市」コーナーでツバキ苗を購入した同町在住の50代女性は「毎年椿まつりを楽しみにしている。春がやって来たという気持ちになる」と話していた。

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