金沢に移住した色鉛筆画家が個展-柿木畠のギャラリーで

「カフェ&ギャラリー・ミュゼ」で開催中の「金澤の光・景」展

「カフェ&ギャラリー・ミュゼ」で開催中の「金澤の光・景」展

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 金沢在住の色鉛筆画家、ミツル・カメリアーノさんの個展「金澤の光・景」が、「カフェ&ギャラリー・ミュゼ」(金沢市柿木畠3、TEL 076-263-1187)で開催されている。

会場で語る、ミツル・カメリアーノさん。

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 カメリアーノさんは、1950年兵庫県朝来市生まれ。京都市立芸術大学卒業後、大阪のデザイン事務所に勤務。絵本の出版に携わったことがきっかけで色鉛筆画の魅力に目覚め、デザイナーから転身、画家としての活動を開始した。1995年、阪神大震災で西宮市の自宅兼アトリエが全壊し、パートナーとともに岡山県牛窓町に移住。2006年夏には、知人に「文化芸術に理解のある土地柄だから」と勧められ、金沢に移り住んだ。現在、パートナーが営む「絵本・石けんの店 宇吉堂」(泉野出町3、TEL 076-241-9818)内に「カメリアーノ色鉛筆画研究所」を開き、お絵かき教室や絵本作りのワークショップも開いている。

 個展では、カメリアーノさんが金沢で暮らす2年半の間に出会った風景を描いた作品など約50点を展示。犀川河川敷など陽光きらめく金沢の風景が切り取られ、力強いタッチと鮮やかな色彩で表現されている。

 カメリアーノさんは昨年10月、「パーフェクトマスター『デッサン・風景』」(誠文堂新光社、1,890円)を出版。自らの制作工程を写真に収め、屋外スケッチの方法や道具、着彩のテクニックを解説している。期間中、同ギャラリーで同書も扱う。

 ミュゼの営業時間は12時~20時。月曜・火曜定休。同展は3月8日まで。

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