金沢美大の元学長であり、日展評議員、日展内閣総理大臣賞受賞、九谷焼技術保存会会長など数々の公職と受賞歴を持つ九谷焼界の重鎮「北出不二雄」氏の一門4氏の作品展が、九谷焼諸江屋ギャラリー片町(金沢市片町1、TEL 076-263-7331)で5月3日より開催される。
4氏は、小紋の稲手忠弘氏、「奇想天外」な山下一三氏、深いブルーが魅力の苧野憲夫氏、北出家五代目の北出博嗣氏。
北出氏は先代の北出塔次郎氏から一貫して主張する「デザインからデザインを起こすのではなく、写生をして現実のものからデザインを作る」という理念で作陶を続け、加賀の山代温泉の近くにある北出氏の工房には、この理念に共鳴し多くの若い作家が集う。
同6日14時から「北出不二雄を囲む座談会」も開催。北出氏と4氏のトークも楽しめる。会期は8日まで。