ゴーゴーカレー(金沢市沖町)は1月23日、「山善」(大阪市)が発売する「毎日カレーが食べたくなる電気圧力鍋」を共同開発したことを発表した。
「ゴーゴーカレーのファンだった」という「山善」家庭機器事業部マーケティング室SP担当 リーダーの村井大輔さんが「家でもゴーゴーカレーを食べたい」と思い共同開発を始めたという同商品。
村井さんによると、開発当初はゴーゴーカレーの味を再現する調理プログラムを検討していたが、開発に参加していたゴーゴーカレー製造本部マーチャンダイザーの山中さやかさんが、圧力鍋を使ったカレーがうまく作れなくて困っていたところ、試しにゴーゴーカレーのレトルトパックのルーを使ってみると、独特の味わいに変化することに気付いたという。
開発関係者からは「店とは違う新しい味」「ハヤシライスのようだ」「スパゲティと合うのでは」などの意見が出たことから、レトルトパックの「味変」が楽しめる方向に変更。商品は標準の調理プログラムのまま、外観を「ゴーゴーイエロー」に、調理開始ボタンを「ゴーゴー」と表記するなどして、ゴーゴーカレーが開発した専用のアレンジレシピを添付することにした。レシピは山中さんが考案した「シーフードカレー」「骨付きチキンカレー」「もちもちカレーパスタ」などの5種類。両社で何度も試行を重ね完成した。
村井さんは「ゴーゴーカレーの新しい味を楽しめる商品になった。家電市場では電気圧力鍋の認知がある程度進み、持っている人も増えてきた。何にでも使える万能な商品だけに特徴が出しにくいが、当商品はターゲット層が男性にも広がるなど新しい切り口を得ることができるのでは」と期待を寄せる。
同商品は2月4日から、「Makuake」のWEBサイトで先行販売する。価格は1万978円。ゴーゴーカレー・オリジナルグッズやレトルトカレーをセットにした特別版も数量限定で用意する。