金沢で「チベタンラグと北欧ブランケット展」-暖房に頼らない冬の過ごし方提案

ギャラリー林檎舎の「チベタンラグと北欧ブランケット展」

ギャラリー林檎舎の「チベタンラグと北欧ブランケット展」

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 金沢のギャラリー林檎舎(金沢市西都、TEL 076-268-8022)で12月11日、「チベタンラグと北欧ブランケット展」が始まる。寒い冬を暖かく過ごすアイテムとして、上質でデザイン性の高い北欧のブランケットとチベタンラグを展示し、暖房器具に頼らないエコな冬の過ごし方を提案する。

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 今回テーマとする「北欧のブランケット」は、フィンランドのファブリックデザイナー・レーナレヴェルさんの作品が中心で、素材に最高級のスコットランド産バージンウール・モヘアを使い一枚一枚手織りしたものを紹介する。北欧などの寒い国で愛用されている上質なメリノやモヘアなどの素材は、ふんわりと軽く柔らい肌触りと温かさが特徴。

 レーナレヴェルさんは1934年フィンランド生まれで、ヨーロッパを代表するファブリックデザイナーのひとり。「素材の持つ美しさ、品質の高さ、シンプルでタイムレスな作品を追求すること」をポリシーに、生産効率を度外視したオリジナル作品は織りから染色まで全て手作業。作品展はアメリカ、ノルウェー、スウェーデンなどのセレクトショップで開催され、その商品は30年も続くロングセラーとなっているという。フランスのHERMES(エルメス)、Lanvin(ランバン)、Christian Dior(クリスチャンディオール)のウィンドーを飾るなどヨーロッパを中心に活躍している。

 「チベタンラグ」は、チベット仏教の文化に由来しており、文様には幸せを祈る「吉祥文様」がデザインされ、厳しい自然や環境の中でラグを織り生活してきたチベット人の文化が反映され受け継がれてきた。名もない織り手が「ブランド」にとらわれず、全てを手作業で進め手間を惜しまない丁寧な工程が、北欧のブランケットのスピリッツと相通じる。

 同ギャラリーでは、同展に合わせ家具や照明とのコーディネートも紹介。「彩りや楽しさのある冬のインテリアの参考にしてもらいたい」(同ギャラリーの南浩子さん)という。

 開催時間は11~18時(16日は17時まで)。今月16日まで。

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