23回目を数える恒例の「全国やきものの里展」が12月3日より、石川県地場産業振興センター(金沢市鞍月2、TEL 076-268-2010)で幕を開け、全国21産地、25工房と県内15工房の作品が訪れる人の目を楽しませている。
今年は「器で楽しむ冬の食卓」をテーマに作品を募集。家族や友人が集まって楽しめる鍋や新年を飾るえとの置物、とっくりやちょこなど約570品目、総点数1,783点が勢ぞろいした。土の温かさが伝わる陶器から端正な色絵磁器まで、各産地の特徴や伝統がにじみ出ており、県内の工房は県九谷焼技術研修所を卒業して間もない若手が多く、現代的な感性の作品が目を引く。
会場では即売も行われ、1点300円の豆皿から10万円の水差しまで、幅広い価格帯の中から手ごろなものを生活シーンに合わせて買い求める姿が目立っている。
開催時間は9時~17時。入場無料。今月23日まで(20日・21日は休館)。