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チェコに渡る徳山凜さんが熱演 エコール・ドゥ・ハナヨバレエ20周年公演

アリス役を演じた徳山凜さん(右)と、教室の主宰でハートの女王役を演じた徳山華代さん

アリス役を演じた徳山凜さん(右)と、教室の主宰でハートの女王役を演じた徳山華代さん

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 バレエ教室「エコール・ドゥ・ハナヨバレエ」の創立20周年記念公演「不思議の国のアリス」が11月16日、石川県立音楽堂邦楽ホールで開かれ、12月にチェコ国立バレエ団に入団が決まっている徳山凜さんが主演を務めた。

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 徳山さんは、13歳の時にフランスのショッソンドール国際コンクールで金賞に輝き、15歳でドイツに留学した。卒業後、スペインなどのバレエ団を経て、今年7月にイタリアで行われたルドルフ・ヌレエフ国際バレエコンクールで銀賞に輝き、名門・チェコ国立バレエ団への扉を開いた。

 公演の第1部では、「海賊より グルナーラとランケデムのグランパドゥドゥ」を弟の琉一さんと共に表現力豊かに舞うと、観客からは「ブラボー」の声が上がった。第2部では、不思議の国に迷い込む主人公アリスを情感たっぷりに演じ、観客を魅了した。徳山さんの叔母で、「エコール・ドゥ・ハナヨバレエ」主宰の徳山華代さんが、ハートの女王役で共演する場面もあり、20周年記念ならではの趣向に観客からは温かい拍手が送られた。

 華代さんは「開校1年目は自分が主役を演じ、20周年の節目にめいの凜が主役を演じてくれたことをうれしく思う。アリスのように未知の世界に飛び込み、立ち向かう勇気を持ってほしいという思いを込めた」。徳山さんのチェコ国立バレエ団での挑戦には、自身の海外経験も踏まえ、「けがは付き物だが、まずはけがをしないこと。無理をせず、休むことも大事」とアドバイスを送る。

 徳山さんは「楽しかった。あさって(18日)には、チェコに渡る。最後に、みんなで踊れたことをうれしく思う。先生でもある叔母と、同じ舞台に立てたことも良い思い出になった。チェコでのバレエも楽しみにしている。いろいろと学んでもっと強くなりたい」と決意を見せた。

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