食とワインの祭典「ワイン金沢」が5月14日、いしかわ四高記念公園(金沢市広坂2)で開催される。
2012(平成24)年に始まった同イベントは、ワインの輸入や販売を行う商社や酒店、金沢市内の飲食店などがブースを出店。屋外公園などを会場にソムリエやソムリエールが来場者にワインをサーブする。1日で約1万人を動員する人気イベントとなった。
コロナ禍の影響を受けた2020年は協賛レストラン14店舗でそれぞれ開催し、店内で乾杯酒の振る舞いや生演奏などの演出で盛り上げた。その後3年間は開催を見送ったが、今年は4年ぶりに従来通り屋外での開催とし、ワインを取り扱う25社が国内外から約3000本を用意する。
会場内には石川県内からフランス料理店、イタリア料理店、スペイン料理店、アジア料理店、パン店、スイーツ店など24店舗が出店し、ワインに合わせたフードメニューを販売する予定。ステージでは和太鼓やジャズバンド、アカペラグループによる演奏、マジックショーなどを行う。
ワイン金沢2023実行委員長でワインバー「シャトーシノン」(片町1)店主の辻健一さんは「イベントがスタートした11年前は、金沢でワインがまだまだ受け入れられていない時代。ワインの素晴らしさや楽しさを広めたいという思いで続けてきた結果、回を重ねるごとに入場者数も増え、地元にワイン文化が浸透してきたと感じる。屋外でワインと料理、パフォーマンスを楽しみ、思い出に残る一日にしてもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~18時。入場チケットは、前売り券=3,000円(チケット15枚、ワイングラスチケット付)、当日券=3,000円(同、ワイングラス代としてチケット2枚必要)。前売り券は「シャトーシノン」のほか、「酒の井なみ屋」(出雲町)、「カガヤ酒店」(彦三町1)、「酒のみの川」(もりの里3)、「ル・マルス」(香林坊2)、「オステリア・デル・カンパーニュ」(片町2)、「ワインカーヴ・マルコ」(片町2)、「こわん」(片町2)などで販売する。