金沢でエコがテーマの「あかり百人百灯展」-オリジナル入賞作品展示も

最優秀賞作品の「peel lightly」

最優秀賞作品の「peel lightly」

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 明かりの専門メーカー大光電機(大阪市)が毎年全国各地で開催している「あかり百人百灯展」が11月19日、金沢市民芸術村(金沢市大和)で開催された。

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 同展は、全国のハウスメーカーや設計事務所などでインテリアコーディネーターとして活躍するプロが製作したオリジナルの照明機器を展示。会場は発想豊かに工夫を凝らした作品から放たれるやわらかな「明かり」に包まれた。当日は北陸地区のブロック賞に選ばれた2点の表彰式と同社の村西貴洋さんによるセミナーや懇親会も行われ、今年も同展を楽しみに応募した50人が参加した。

 1879年10月21日に発明王エジソンが初めて白熱電球の実用点灯に成功したことから「あかりの日」とされている。同社では文化啓発のひとつとして1997年の「あかりの日」に同展を始め今年で12回目、9都市で開催している。

 今回のテーマは「楽しくエコ」。楽しみながら廃物利用などリサイクルしたオリジナル作品を募集し、全国から214点の応募があった。審査委員長で専門学校校長の町田ひろ子さんらが選んだ最優秀賞1点、優秀賞2点、特別賞7点と、今回から新設された「エコ賞」2点の入賞作品も全国で展示している。

 最優秀賞にはハウスメーカーの設計担当者の作品「peel lightly」が選ばれ、ジッパーを使いリンゴの皮をむくようなラインで調光できるデザインの遊び心とユニークさが評価された。エコ賞には、子どもが遊んでいたおもちゃのボールを再利用し裏返した面の形状を生かした「モコモコきらり」と、紙袋の内側に切り絵の細工をし、袋の中に電球をともすことで影絵のような明かりを楽しめる「paper bag」の2点がリサイクルを楽しむという観点から選ばれた。

 照明コンサルタントで担当の市丸友理さんは「毎年趣向を凝らした作品が多く出展されるが、今年はエコを意識した個性的で優しい明かりを放つ作品が特徴。素材によって異なる明かりの多様性を楽しんでほしい」と話す。

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