化学素材メーカー「小松マテーレ」(能美市浜町)が現在、金沢百番街Rinto(リント)に期間限定ショップを出店している。
石川県で創業した化学素材メーカーの同社は衣料・医療・建築など幅広い分野で事業を展開している。昨年6月に自社ブランド「mate-mono(マテモノ)」を立ち上げ、バッグなどのファブリック商品を製作、能美市のファクトリーショップ「mono-bo(モノーボ)」などで販売している。
金沢百番街Rintoへの出店は当初、昨年11月から今年1月末まで予定だったが、好評のため期間を延長した。生活雑貨の国際見本市「ギフトショー」にも出品したという、コンブのような質感の生地を使ったKONBUシリーズのトートバッグのほか、ユニークな形のバッグや機能性を持たせたマスクを販売する。
同社では、地球環境保全のため省エネや廃棄物削減に取り組んでおり、「玉ねぎの皮など植物の天然成分を利用した染色」「資源の無駄が生じない一体成型」「長期の使用に耐えうる人工スエード」など臨時店舗を通じて来店客に環境保護への意識を深めてもらうのも狙いの一つという。
広報課スタッフの西田美春さんは「実際に手に取り多くの人に商品の魅力を感じてもらいたい。ウェブや紙面では伝えきれない面白さも店頭で味わっていただけたら」と話す。
営業時間は10時~20時。3月31日まで。